Derek Jarman's Garden
Derek Jarman

定価: ¥ 2,336
販売価格: ¥ 1,275
人気ランキング: 247位
おすすめ度:

発売日: 1995-06
発売元: Thames & Hudson
発送可能時期: 在庫あり。
この人だけしか作れない、この人のための庭
もう買ってから10年以上たつけど、未だにページを開く本です。
当時あまりみかけなかった表紙の色遣いが、強烈で、思わず買いましたが、
他の写真も、すごく個性的。
良くも悪くも「ガーデニング」の概念が崩される本だと思います。
最初は(ちょっと病的とも言える美意識の)デレク・ジャーマンが、
(健やかな趣味の代表とも言える)ガーデニングを?
とびっくりだったのですが、
観てみれば、まさに彼だけにしか出来ない世界が広がってました。
海岸沿いの、荒涼とした土地が、彼の庭。
錆びた庭道具や砂利に囲まれながら、
一見無秩序とも思えるような配置で、強烈な色を放つ花や草。
単なる、いわゆる「ガーデニング」を超えた、
鮮やかな生と死との対比がそこにはありました。
これ以後、
色遣い、庭の作り方等、この写真集の影響を感じさせるものを
結構みかけます。
実際、これを観て何も訴えかけられるものがない、
と言う人はそういないと思う。
それくらい強烈な存在感なのです。
そう言う意味では、
「きれいな庭だなあ」という癒しの写真集、
あるいは単なるガーデニング本を超えた、
一つのアート作品なのだと思います。
Derek Jarman the Gardener
書店で何気なく手にとってみたときから気になっていた書物、というか写真集?それから何週間かの後、その中にあった庭の風景が無性に見たくなり、結果、購入と相成った。
まず、「デレク・ジャーマン」と「庭」という2つがイメージで結びつかなかった。このイギリス人の映画監督がガーデニングに興味を持っていたとは、という意外性。ここに収められている一葉一葉の写真がすべて味わい深い。丹念に自分の庭を造り、手入れしている様子がうかがえる。ジャーマンがAIDSで亡くなったことを思い起こすと、なぜか余計にいろんなイメージが喚起される。
庭の周辺の風景もよい。遠いイギリスの地に思いを馳せてしまう。もっとも印象的な一枚は、庭の中にある小屋の側面に木片で象ったアルファベットを釘で打ち付けてある写真だ。そのアルファベット群は、何かの(ジャーマン自身の?)詩を詠ったものである。その発想の卓絶さに心奪われる。
洋書でしかもハードカバーなので決して安くはないが、時折ページをめくってみたくなる不思議な魅力を持っている。思わず、自分もこんな庭が欲しいと庭いじりなどしたことがないのに思ってしまった。
ロックガーデンと原発
~~デレク・ジャーマンのフィルムを見る前にこの本を読んだのですが、静的なこの本に比べると、フィルムの「Garden」では、植物を荒々しく掘り返すシーンがあったりしてちょっとショック(笑)でしたが、対比が面白かったです。
日本語版も良いですが、デレクの独特の喋り方が感じられる(気がする?)原語版がオススメ。ちょっと詩的なイギリス英語とスタイ~~リッシュな写真の組み合わせは外せないかな、と。ガーデナーにも、映画ファンにもおすすめ出来る一冊。~~